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便利な使い方

キーワード プランナーの効果的な使い方

2023年3月20日 記事
透明なガラスでできた壁に貼られている複数のポストイットと、それのひとつにボールペンで書き込んでいる人物の左腕

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キーワード プランナーは、効果的なキーワード リストを作成し、クリック課金型広告(PPC) キャンペーンを始める際に役立つ無料のツールです。入札するキーワードのアイデアや入札見積もりも確認して、マーケティング戦略の計画策定にも活用しましょう。

またキーワードと広告グループのアイデアを探したり、キーワード リストのパフォーマンス予測を確認したり、キーワード リストを組み合わせて新しいリストを作成することもできます。競合に負けない競争力のある入札額の見積もりや、キャンペーン予算の計画にも活躍します。

たとえば長野県を拠点に、地元で作られたはちみつを全米で販売する企業があるとします。キーワード プランナーを使えば、この企業の潜在顧客がちみつについて検索する使っているフレーズや単語を特定することができます。現在この企業は「手作りのはちみつ」、「地元産はちみつ」といったフレーズに対して入札しているかもしれませんが、「朝食用の調味料」や「手作りはちみつ」などのような関連性があり、よく検索される用語を発見できるかもしれません。

基本を理解したら、キャンペーンをより効果的にするために取り入れるコツをいくつか掴みましょう。キーワード プランナーを使用すれば、潜在顧客があなたの提供する商品やサービスを探しているまさにその瞬間に、あなたの広告が検索される可能性を高めることができます。

基本的なフィルタリング機能を使用して、オーディエンスと予算を絞り込む

キーワード プランナーにアクセスすると、以下の 4 つのオプションが表示されます。

  • 新しいキーワードを検索する: フレーズやウェブサイト、カテゴリを入力して、新しいキーワードのアイデアを得ることができます。今まで検討していなかったキーワードの中にも、重要なものがあるかもしれません。

  • 複数のキーワード リスト: 2 つの個別のリストをまとめて、新しいキーワードの組み合わせを作成する際に使用します。

  • 検索ボリュームとトレンドを取得する: キーワードの過去のトレンドと検索ボリュームのデータが表示されます。

  • クリック数とコスト パフォーマンスの予測を取得する: 平均入札額と予算に基づき、キーワード リストのパフォーマンスを予測します。

これらのようなオプションに任意のキーワードを入力すると、リストまたはレポートが表示され、さまざまな条件でフィルタがかけられます。

リーチ

  • 場所: 指定した地域や範囲に基づく検索ボリュームのデータやトレンドを提供します。

  • 言語: 特定の言語における検索ボリュームのデータとトレンドを提供します。日本語と英語など、ウェブサイトに複数の言語バージョンやページがある場合に便利です。

  • 検索ネットワーク: データの提供元を指定します。デフォルトのデータソースは Google ですが、Google の他に Google 検索パートナー選択することもできます。

  • 除外キーワード: 検索結果に表示したくない単語やフレーズを除外します。例えば「安い」や「無料」などの言葉を含むものをターゲットにしたくない場合、この欄にその制限事項を入力します。

日付の範囲

  • 特定の日付の範囲を入力することでその期間の月間平均検索数を確認でき、時期ごとにそれを比較することもできます。この機能を使えば 1 年の中で特定のキーワードのパフォーマンスが変化する時期を見極められるため、季節性のキャンペーンのタイミングなどを決める際に役立ちます。

キーワード フィルタ

  • 月間平均検索数: 選択した日付の月間平均検索数に基づき、キーワードをフィルタリングします。検索ボリュームが非常に多いキーワード(一般的に月間平均検索回数が  10,000 回以上のもの)は競争が激しく、推奨入札単価が高くなります。キャンペーンを開始したばかりの場合は、中程度の検索ボリュームのキーワードに注力することで、数少ないキーワードに予算のほとんどが使われてしまうという事態を避けることにつながります。

  • 推奨入札単価: 予算を管理しやすいキーワードのオプションを表示します。推奨入札単価は、選択した場所と検索ネットワークの設定が同じキーワードに対し、他の広告主が支払っているクリック単価(CPC)を考慮して計算されます。

  • 広告インプレッション シェア: 選択した地域とネットワークで、過去 1 か月間にキーワードと完全に一致した検索回数の合計に対して、ユーザーが広告を目にする割合です。

  • オーガニック インプレッション シェア: あるキーワードで費用がかからない通常の検索を行った際に、あなたのウェブサイトのページが表示された回数の割合です。(注: Google アナリティクスのアカウントと Google 広告のアカウントリンクしている場合にのみ表示されます。

  • オーガニックの平均順位: ウェブサイトのページが、他のウェブサイトのページと比較して、費用のかからない通常の検索でどのようにランク付けされているかを示します。(注: Google アナリティクスのアカウントと Google 広告のアカウントリンクしている場合にのみ表示されます。

  • 競合: キーワードの検索結果で上位に表示させるための難易度で絞り込むことができます。高難易度、中難易度、低難易度でフィルタリングできます。中小企業の場合、一般的に中~低難易度でのフィルタリングをお勧めします。推奨入札単価が低い傾向にあるため、予算をより有意義に活用できます。

キーワードのオプション

  • 検索キーワードやコンテンツと密接に関連するアイデア、すでにプランに含まれているキーワードなど、さらに絞り込んで検索結果を表示させることができます。

フィルタの目的はキーワードリストやレポートを絞り込むことではありますが、あまり多くの制限を設けないようにしましょう。最初は一般的なものから始める、フィルタを使用しない、または 1 つのフィルタだけの使用から始めるなど、機会をなるべく見逃さないようにしましょう。自社の業界のキーワードやフィルタのオプションについて理解が深まると、自社に合ったフィルタのオプションがわかるようになります。

自社の業界のキーワードやフィルタのオプションについて理解が深まると、自社に合ったフィルタのオプションがわかるようになります。

キーワード プランナーの基本的な使い方はご理解いただけたと思いますので、次はキーワード プランナーを最大限に活用するための戦略を考えてみましょう。

あるキーワードが、全国またはその他の広い地域で検索ボリュームが大きい場合、地域フィルタを使用すればそのキーワードが地元で人気のある用語かどうかを判断することができます。

量よりも質を重視したキーワードを使用する

新しいキーワード探し、または事業内容に関連するキーワード探しに苦労しているときにも、キーワード プランナーが役立ちます。潜在顧客があなたのビジネスに関連する検索を行う際に使う用語やフレーズを発見しましょう。以下のトピック別に Google が推奨するキーワードを表示することができます。

  • キーワード: ビジネスやウェブサイトに関連する単語やフレーズを入力すると、これまで検討していなかった新しいアイデアや長めのキーワードを取得できます。

  • ランディング ページ: 自社サイト(またはあらゆるウェブサイト)内の特定のページを入力するとそのページを読み取り、関連するキーワードを生成します。

  • 製品カテゴリ: ビジネスを最もよく表す製品カテゴリを選択して、業界内で頻繁に検索される人気のキーワードを発見できます。潜在顧客があなたの業種やそれに類似したものを検索する際に使用しているキーワードを識別できます。これまで気付かなかったものも含まれているかもしれません。

ただし、キーワードの検索ボリュームが多い場合、そのキーワードには多くの競合が存在し、推定入札価格を引き上げている可能性があることに注意しましょう。予算の大半を数個のキーワードで使ってしまわないよう、キャンペーンにとって現実的なキーワードを選びましょう。

広告を地域のオーディエンスに見せる

キーワード プランナーのフィルタでは、言語や場所に基づき広告の表示場所をカスタマイズできます。実店舗を構える業態で、店舗の場所を中心に検索しているユーザーにより多くリーチしたい場合などに便利です。

あるキーワードが、全国またはその他の広い地域で検索ボリュームが大きい場合、地域フィルタを使用すればそのキーワードが地元で人気のある用語かどうかを判断することができます。先ほどの長野県を拠点とするはちみつの企業の例で再び見てみると、都市(軽井沢町)、都道府県(長野県)、(日本)、その他のどの地域であっても、フィルタを細かく設定できます。フィルタ後の結果では長野県軽井沢町、または独自の地域設定に応じて、月間平均検索ボリューム、検索トレンド、推奨入札単価などが確認できます。

またこれらのフィルタにより、さまざまな言語に対応したキャンペーンを設計できるようになります。例えば自社が日本語圏と中国語語圏の双方で人気だとわかった場合、キーワード プランナーを使用して各言語で最も関連性の高いキーワードを探し、個別の広告グループを作成して、両方のオーディエンスにリーチすることができます。

ガラス張りのデスクにノートパソコンを置いて隣同士に座りながら仕事をする 2 人。

競合他社と同等の予算額を準備する

キーワードの競争率の高さはコストの大幅な増加につながることがあります。特定のキーワードに何人が入札しているかに応じて、そのキーワードの競争率の高さは低い、普通、高いにランク付けされます。競争率の高いキーワードは平均入札単価も高くなるため、上位の広告表示位置を獲得するのが難しくなり、コストも高くなってしまう可能性があります。

キーワード プランナーは、他の広告主が各キーワードに支払っている金額を表示できるため、予算に見合った効果的なキーワードを見つけるのに役立ちます。ツールの推奨入札単価の欄には、特定のキーワードで上位にランクインするために使われている平均額が表示されます。どのキーワードが予算内に収まるかを確認し、そのキーワードを中心にキャンペーンを展開することで、潜在顧客の目に留まる可能性を高めることができます。

推奨入札機能は一般的なコストの目安になりますが、Google の 1 ページ目推定入札単価の指標は、キーワードの品質スコアそのキーワードに対する現在の競合状況を基に、検索結果の 1 ページ目に広告を表示するために必要なコストの推定値を示します。

キーワードの推定入札単価(1 ページ目)の指標は、次の手順で表示できます。

  1. [キーワード]タブに移動し、[]ボタンをクリック
  2. ドロップダウン メニューから[例を編集]を選択
  3. 「属性」ドロップダウン メニューで、[推定 1 ページ目入札単価]を追加し、[保存]をクリック
  4. 同様の方法で、推定トップページ入札単価も表示。([推定トップページ入札単価]を追加して[保存])。

推定入札単価(1 ページ目)が非常に高い場合、キーワードの品質スコアが低いことが理由になっている可能性があります。キーワードの横にあるヘルプの吹き出しをクリックすると、詳細を確認できます。このトピックに関する詳細は、推定入札単価(1 ページ目)関する記事をご覧ください。

予算を最大限に活用するためにプランを分析する

広告への活用候補となるキーワードを見つけたら、列の右側にあるボタンをクリックして、キーワード プランに追加します。こうすることで、候補となるキーワードが一時的に保存されます。キーワードをプランに追加したら、1 日の予算や入札上限、場所を設定して、選んだキーワードについて詳しい予測を見ることができます。

各グループに 10~20 件のキーワードのリストを用意できたら、[予測を確認する]ボタンをクリックしましょう。候補となるキーワードの推定クリック数、インプレッション数、平均順位、平均コンバージョン率が表示され、予算範囲内で現実的な内容かどうかを分析できます。この結果をもとにキーワードの追加や削除を行って、予算を最大限に活用できる厳選されたリストを作成しましょう。

キーワード プランナーは、クリック課金型広告(PPC)の キャンペーンを成功に導く便利なツールです。予算や会社の規模に関係なく、このツールを使ってキーワードをカスタマイズすれば、広告運用をより効率化できます。デジタル マーケティング キャンペーンを成功に導く、このツールの使い方を覚えておきましょう。

キーワード プランナーは、クリック課金型広告(PPC)の キャンペーンを成功に導く便利なツールです。

Google 広告のキーワード プランナーの使用についての詳細は、こちらのGoogle 広告ヘルプご覧ください。

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