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初めてでも分かる : YouTube 広告で成果を得るための設定方法

2024年5月1日 記事
YouTube 広告のイメージ

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この記事でご紹介する内容

YouTube 広告高い成果を得るための YouTube 広告設定における 6 つのステップを紹介します。広告費用対効果を最大化するためにも、正しいステップに沿った YouTube 広告の出し方、動画広告コンテンツの制作が重要です。「目的」「フォーマット」「ターゲティング」「予算」「クリエイティブ」「測定」の 6 ステップを通して、自社の課題解決に最も適したアプローチを選択してください。

YouTube 広告のフォーマットの選び方

YouTube 広告にはさまざまなフォーマットが用意されており、それぞれ達成できる目的が違います。目的に合わせて正しいフォーマットを選ぶことで、あなたのビジネスを成長させるための大きな力となるはずです。

そのためにも、認知から購買までフルファネルをカバーする YouTube 広告のフォーマットの中から、最適なものを選択しましょう。

YouTube 広告のフォーマットに関しては、こちらにも詳しく記載されています。

目的に合った YouTube 広告の設定方法 : 6 つのステップ

YouTube に広告を出稿したくても、方法がわからない方も多いのではないでしょうか? 一見するとシンプルなマーケティング活動ですが、きちんとステップを踏んでいなければ、あなたのビジネスが抱える課題の解決に繋がりません。費用対効果の高い動画広告を目指すために、YouTube 広告出稿の設定方法は、以下の 6 つのステップを意識して進めましょう。

  1. YouTube 広告を活用する目的を決める
  2. 目的に合ったフォーマットを選ぶ
  3. ターゲティングで関連性が高いユーザーにリーチ
  4. 予算の設定と入札戦略を選ぶ
  5. 効果的なクリエイティブを作成する
  6. 目的に合った計測方法で、正しい広告評価をしよう

ここからは、6 つのステップの詳細を紹介していきます。

1. YouTube 広告を活用する目的を決める

最初のステップとして、YouTube 広告を活用するための目的を決めましょう。ユーザーに商品やブランドについて認知してほしいのか、あるいは購入などに繋がるアクションを起こしてほしいのか、具体的な目的を定めることで、広告をより効果的に活用することができます。

広告を活用する主な目的としては、以下の 4 つが挙げられます。

  • 商品やブランドの認知度向上
  • 商品やブランドの比較検討
  • 見込み顧客の獲得や販売促進
  • 購入・登録など購買の促進

新規事業の立ち上げ、新製品のリリース、他社製品との差別化など、企業の抱える課題はさまざまです。これから YouTube 広告を活用するにあたって、どの目的があなたのビジネスの課題の解決に適しているのか、まず考えてみましょう。

YouTube 広告を活用する目的のイメージ

2. 目的に合ったフォーマットを選ぶ

YouTube 広告には、6 つのフォーマットが用意されています。それぞれのフォーマットは、動画の長さや表示される場所、スキップができるかどうかといった特徴によって異なります。ここでは先に挙げた「4 つの目的」をもとに、それぞれに適したフォーマットについて紹介します。 ※6 つのフォーマットの特徴について詳しく知りたい場合は、こちらのページご覧ください。

YouTube 広告は、「動画パートナー」というプログラムを通じて、YouTube 以外でもユーザーに動画広告を表示させることができます。 「動画パートナー」についてはこちらご確認ください。

スキップ可能なインストリーム広告
動画の前後、もしくは動画の途中で再生される動画広告で、再生から 5 秒後にスキップが可能になります。多くのユーザーに視聴される可能性が高く、またスキップせずに最後まで視聴したユーザーの行動喚起も可能です。

スキップ不可のインストリーム広告
動画の前後、もしくは動画の途中で再生される、最大 15 秒の動画広告です。スキップができないため最後まで動画を視聴してもらうことができます。伝えたい内容の全体をユーザーに伝達できるのが大きな特徴です。

マストヘッド広告
YouTube のトップページ上に大々的に表示される動画広告です。新商品やサービスの認知度を高めたい場合、また販売イベントなど短期間で大規模なユーザーにアプローチしたい場合に利用するのが最適です。
※マストヘッド広告は、Google の営業担当者を通じて予約ベース
でのみ利用できます。

バンパー広告
YouTube 動画の前後や途中で表示される、6 秒以下の動画広告です。短い時間ながらもスキップすることができないため、強いインパクトをユーザーに与えることが可能です。

インフィード動画広告
サムネイル画像と短いテキストで表示されるバナー広告です。YouTube の検索結果関連動画の近くに表示されるため、自然な導線での興味喚起が可能です。

アウトストリーム広告
YouTube 上ではなく、Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリに表示される動画広告です。
より広い範囲に潜在している見込み顧客にアプローチできます。動画視聴の妨げにならず、ユーザーがストレスを感じにくいのも特徴のひとつです。

また、動画アクション キャンペーン利用して効率的にアクションを促進させることも可能です。動画アクション キャンペーンは、YouTube でも他の場所でも動画広告を展開し、コンバージョン単価を最小限に抑えつつ、コンバージョンを促進することができます。

YouTube 6 つの広告フォーマットのイメージ

3. ターゲティングでさらに成果を上げる

フォーマットの選定だけでなく、広告の目的に合ったターゲットの選定も非常に重要な要素のひとつです。確度がより高いユーザーに向けてピンポイントで広告を表示させることで、広告効果が飛躍的に向上します。YouTube の動画広告では、Google AI を活用して広告を届けたい人に効率的にアプローチすることができます。

  • オーディエンス ターゲティング
    オーディエンス ターゲティングは、ユーザーの属性を指定することで、あなたの会社が提供する商品やサービスに適したユーザーに対して広告を表示させることができます。ユーザーの年齢や性別、エリア 、ライフステージといった社会的な属性から、自社サービスに適したオーディエンスを選択しましょう。また、複数の興味 / 関心カテゴリの中からトピックを選ぶことで、自社のブランドにぴったりとマッチするユーザーを指定することもできます。たとえば、ランニング シューズを販売している企業であれば、「スポーツ観戦が好きなユーザー」ではなく、「マラソン愛好家」に限定してアプローチをかけることができます。
    ※オーディエンスとは、特定の興味や関心、意図、ユーザー属性を持つと Google が推定したユーザーのグループのことです。

  • コンテンツ ターゲティング
    コンテンツ ターゲティングは、YouTube 広告の表示場所に関するターゲティングです。広告を表示する場所を、「YouTube の動画ページ」「自社のチャンネル ページ」Google 動画パートナー(YouTube 以外でユーザーに動画広告を表示できる質の高い企業)のサイトやアプリケーション」から選択することができます。
    また、特定のキーワードや選択したトピックに関連する動画ページ、チャンネル ページ、ウェブサイトに限定して広告を表示することも可能です。ユーザーの属性だけでなく、配置する場所を選定することにより、見込み顧客が集まっている場所へ効果的なアプローチをしましょう。

  • キーワード ターゲティング
    顧客がどのように検索するかを考え、適したキーワードを登録することで、適切なユーザーに向けて広告を表示することができます。特定の顧客をターゲットとする場合と、より多くの顧客にアプローチする場合でキーワードの設定は違ってきます。

    以上のように YouTube 広告では、3 つのターゲティングを利用できますが、いずれも目的に合わせることが重要です。

  • 認知拡大:
    特定の層にアプローチするなら、オーディエンス ターゲティング。 特定のトピック興味層にアプローチするなら、コンテンツ ターゲティング。

  • アクション(獲得)
    顕在層にアプローチするならカスタム セグメントデータ セグメントなど、セグメントを追加してみましょう。

    ターゲティングについて、詳しくはこちらご覧ください。

目的に合ったターゲティングのイメージ

4. 予算の設定と入札戦略を選ぶ

目的・フォーマット・ターゲットが決まったら、次は広告予算について考えましょう。YouTube 広告の予算の設定には、「日別」と「キャンペーンの合計」の 2 つの方法があります。「日別」の予算設定では、YouTube 広告で 1 日あたりに使う予算の平均額を設定します。「キャンペーンの合計」では、YouTube 広告を打ち出す期間全体の予算を設定することができます。あらかじめ予算を設定しておくことにより、広告費用の過剰な支出を回避できるほか、自社の課題解決のために投入する広告コストの目安にもなります。目標を決めて予算を設定しましょう。

詳しくはこちらご覧ください。

予算を設定したら、次は入札戦略も目的に合わせて設定しましょう。入札とは、1 回のクリックや動画広告の表示に支払う金額を設定することで、自社の広告が表示される広告枠が決定する仕組みです。入札の対象は、視聴単価やコンバージョン単価など入札戦略によって異なるので、目的に合わせて入札戦略を選択しましょう。

認知拡大なら、目標インプレッション単価おすすめです。
アクション促進なら、目標コンバージョン単価コンバージョン数を最大化させることがおすすめです。

※フォーマットによっては選べる対象の入札戦略が異なります。

予算の設定と入札戦略のイメージ

5. 効果的なクリエイティブを作成する

YouTube 広告のクリエイティブは、大きく 4 つに分類することができます。4 つの目的は、それぞれの頭文字を取って「ABCD」と呼ばれています。

A は「アテンション(注目を集める)」。グッと引き込まれる動画広告で視聴者の注目を集めます。たとえば、ストーリー性のある動画で視聴者を惹きつけたり、テキストを大きく表示して商品やサービスについて印象づけたりすることができます。

B は「ブランディング」。製品やサービスの紹介にとどまらず、ブランドの理念について打ち出した動画広告を配信することも可能です。映像と音声を用いることで、ユーザーの視覚・聴覚の両方から企業のブランドを強く印象づけましょう。

C は「コネクション(繋がりを生む)」。メッセージ性の強い広告を通して視聴者を考えさせる、あるいはユーモアたっぷりの映像で「気になる」と思わせることにより、ユーザーと企業の間に繋がりを生むことができます。もし、視聴者が一瞬でもあなたの動画広告について考えたのなら、その広告は成功したといえるでしょう。

D は「ダイレクション(行動を起こさせる)」。動画内でサービスの利用方法やキャンペーン情報を見せるなど、ユーザー メリットと取るべきアクションを明確に伝えることで、視聴者に対して実際に行動を起こさせることができます。

あなたの会社にとって、ABCD のどの目的が課題の解決に繋がるのかを考えてみましょう。

6. 目的に合った計測方法で、正しい広告評価をしよう

実際に YouTube 広告を配信したら、その成果を計測して効果的なマーケティング活動ができているか確認することも重要なステップのひとつです。YouTube 広告の計測結果は、Google 広告によるいくつかの測定方法により確認することができます。以下では、自社の広告戦略の指標となる、主な測定方法を紹介します。

ユニークリーチ」は、広告が表示された「ユーザーの人数」を測定するものです。この測定方法の場合、同じユーザーが複数のデバイスを使った場合には、カウント方法はユーザーベースになります。たとえば、あるユーザーがスマホ、パソコンの 2 つのデバイスであなたの動画広告を視聴した場合、表示された回数は 2 回ですが、ユニークリーチでは 1 回と測定されます。これにより、自社のブランドやサービス・商品を認知した可能性のある「ユーザー数」を計測することが可能です。

ユニークリーチの確認方法は以下の通りです。

  1. Google 広告の「キャンペーン」をクリックする。
  2. 「ビュー」で「動画キャンペーン」を選択する。
  3. 「表示項目」をクリックして「表示広告の変更」から「ユニークユーザー数」にチェックを入れる。

もうひとつの方法はブランド効果測定 」です。これは、商品やブランドに対するユーザーの認識に、広告がどのように影響するかを測定する YouTube 広告だけの計測方法です。商品やサービス、自社のブランドへの認知に対して、YouTube 広告がどれだけ影響を与えたのかを知ることができます(アウトストリーム広告・インフィード広告には使用できません)。YouTube 動画の再生前などに現れる、「このなかで聞いたことがあるブランドはどれですか」といったアンケートで調査します。動画広告を視聴したユーザーと、視聴していないユーザーへアンケートを送信し、結果を比較することによって広告の効果を確認できます。

ブランド効果測定の設定方法はこちら参照してください。
※設定には最低予算目安があります。

YouTube 広告の結果計測のイメージ

キャンペーン終了後のネクスト アクション

動画広告の配信が終了しても、YouTube 広告を活用したマーケティング活動は終わりではありません。得られた数値や結果を、次のアクションに活かしましょう。もし、次回により改善をしたい場合は、これまでに紹介した「目的」「フォーマット」「ターゲティング」「クリエイティブ」のどのステップに問題があったのかを考える必要があります。

また、Google 広告の標準サポート機能である最適化案」を活用するのもおすすめです。現在の広告のスコアが表示され、最適化のために必要な改善策が提示されます。具体的な設定方法とセットで表示されるため、簡単にブラッシュアップできるのが特徴です。

YouTube 広告の最適化案のイメージ

まと

YouTube 広告の使い方には 6 つのステップがあります。効果的な自社のマーケティングのために、ただ広告を打ち出すのではなく、ステップに沿った戦略的なマーケティング活動を行うことをおすすめします。

6 つのステップは、「目的」「フォーマット」「ターゲティング」「予算」「クリエイティブ」「測定」に分かれています。あなたのビジネスの課題に沿って、最適なアプローチを心がけてください。目的に合わせて YouTube 広告のフォーマット、ターゲティング、入札戦略、計測方法を正しく選択することで高い効果が期待できます。

また、広告キャンペーンが終了したあとは、その結果を次のアクションに活かすことが大切です。測定できた結果最適化案をもとに、6 つのステップをブラッシュアップすることで、より最適な YouTube 広告の活用が可能になるでしょう。

質問がある場合はサポート担当までお気軽にご連絡ください。 あなたに合った YouTube 広告タイプや最適な予算について無料で相談でき、専任のサポート担当が丁寧にお答えします。また、アカウントの設定もサポート担当と一緒に行うことができます。

YouTube のロゴ

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アカウントを作成して予算を設定したら、広告文や素材を準備し、広告掲載先を決めましょう。