CV 数 1.8 倍、 Google 広告を包括的に活用したオルビスの施策

化粧品、栄養補助食品、ボディウェアの企画・開発および販売を手がけるオルビス。ひとりひとりの個性に寄り添いその人らしい美しさを引き出して磨いていくことを目標に掲げ、スキンケアアイテムを中心に商品展開しています。

主に EC サイトで商品販売を行なう同社ですが、D2C 化粧品市場では競合他社が増え、競争が激化しています。その中で主力商品だけではなく、ほかの製品も含めブランド全体としてシェアを拡大していくことが課題であり、そのために新規顧客の獲得の必要性が高まっていました。

オルビスではまず、新たなチャネルとして YouTube 広告の動画アクション キャンペーンを開始。さらに YouTube 動画を視聴したユーザーが関連語句を検索した際に同社の検索広告を表示できるよう、検索広告向けデータセグメントを活用しました。

動画素材内では、商品の価格を訴求したり数量限定であることを強調したりしてお客さまの購入を促すことを意識し、動画から検索広告へつなげて CV （コンバージョン）を増やすことを狙いました。

また、ショッピング広告も併せて開始しました。スマート ショッピング キャンペーン、P-MAX キャンペーンと、段階的に最新プロダクトへ移管しコンバージョン数の最大化を図りました。そのデータを見ながら新規顧客への売上が良好な商品の広告を配信しました。

動画アクション キャンペーンにひもづいた検索広告向けデータセグメントによって動画視聴者の広告流入に成功。通常の検索広告と比較して新規顧客の CVR （コンバージョン率）が約 1.7 倍に増加しました。また、動画視聴から検索、そして購入へ至るという導線を作り出すことにも成功しました。

スマートショッピング キャンペーンから P-MAX キャンペーンへと移管しながら行なった施策では、CV 数を大きく伸ばすことに成功し、導入前と比較して約 1.8 倍を達成。現在では P-MAX キャンペーンが広告施策の柱になっています。

今回の施策について、大野様は「Google 広告のさまざまなメニューを併用することで、認知から獲得までフルファネルでアプローチでき、相互に効率が良くなるというイメージを持ちました」と話しました。

また「これからも EC サイトはもちろん、オルビス アプリのインストールを促進し、より多くの新しいお客様に対して当社が大切にする『ひとりひとりが持つ美しさ』を広めていけたらと思います」と今後の展望を述べました。